令和8年度 循環型社会形成推進功労者 環境大臣表彰受賞

表彰式で表彰状を持つ受賞者と関係者
表彰式(2026年11月06日)の様子

「未来へつながる消火器リサイクル」

環境省は、先駆的又は独創的な取り組みにより、
循環型社会の形成について顕著な成果を上げている個人、
企業又は団体の功績をたたえ、もって循環型社会の形成等に資することを目的に、
平成18年度から毎年度、環境大臣による表彰を行っています。

数字で知る消火器リサイクルシステム

回収から再資源化へ。全国で続けてきた取り組みと、その効果。

回収・処理の実績

リサイクル実績年数

16年以上

消火器リサイクルを継続

消火器リサイクルシステムは2010年1月の運用開始以来、
16年以上にわたって活動しており、
全国で廃消火器の回収・再資源化に取り組んでいます。

2010年から2026年までのリサイクル実績の推移。累計回収本数約6,800万本。

出典:消火器リサイクルシステム[1]

総回収・処理実績

約6,800万本

日本の総世帯数 約6,175万世帯よりも多い

消火器の回収・処理実績は、2010年1月の運用開始から、2025年度末までの累計で約6,800万本となっています。
これは日本の総世帯数よりも多い数となっており、世界的にも高い回収率を達成しています。

出典:消火器リサイクルシステム[1]

年間の処理実績

約27,500t

2tトラック 約13,750台分

全国の回収ネットワークを通じた2025年度の処理実績は約27,500tで、ゴミ収集車のような2tトラックの約8,200台分に相当します。
消火器リサイクルシステムではこれらを適正に処理しています。

出典:消火器リサイクルシステム[1]

広域認定制度による処理実績

広域認定制度による
一般廃棄物処理量の

85%

消火器リサイクルシステムの処理量のうち、一般廃棄物の処理量は年間約16,400トンにのぼります。これは、広域認定制度によるリサイクルの中で最も多い処理量であり、2025年度の同制度における一般廃棄物処理量全体18,787トンの約85%を占めています

消火器が一般廃棄物処理量の85%。一般廃棄物の例:パソコン、二輪車、インクカートリッジ。

出典:消火器リサイクルシステム[1]

全国に広がる回収・再資源化ネットワーク

全国の回収場所の数

回収場所・窓口 約5,200箇所。指定引取場所 約200箇所、特定窓口 約5,000箇所。全国の高校約4,800校よりも多い。

全国に約200カ所の指定引取場所(消火器メーカーの工場・支社・営業所等が運営)と約5,000カ所の特定窓口(消火器販売代理店等が運営)を設置し、回収しています。
全国の高校よりも多い数の回収場所を設置することで、リサイクルを推進しています。

出典:消火器リサイクルシステム[1]

全国の中間処理施設の数

解体・分別を担う中間処理施設 全国18箇所

回収した消火器は、全国18カ所の中間処理施設で解体・分別し、重量全体の9割以上に当たる粉末薬剤や鉄等を再資源化に繋げています。
また、中間処理施設の監査等も定期的に実施しています。

出典:消火器リサイクルシステム[1]

リサイクルが生み出す環境への効果

1本あたりのCO2eq削減量

粉末消火器リサイクルで1本あたりの

約2.8kg の温室効果ガス削減

消火器1本のリサイクルは、ガソリン車の走行約15kmのCO2排出に相当

累計でのCO2eq削減量

粉末薬剤の再生利用で累計

約16万t のCO2削減

消火薬剤の再生利用による削減は、杉約1,140万本が1年間に吸収するCO2量に相当

リサイクル過程での電力消費等の分を差し引いても、粉末消火器1本あたり2.8kg-CO2eqの温室効果ガス削減効果があります。
また、これらを累計すると約16万T-CO2eqもの温室効果ガス削減に繋がっています。

出典:消火器リサイクルシステム[1]

累計のGHG排出削減効果

約10万世帯分

一般家庭10万世帯分の削減効果。台東区約11万世帯の約91%に相当

累計のGHG(温室効果ガス)排出削減効果は、一般家庭の約10万世帯が1年間に使用する電力と同等の排出量になります。
例えば、東京都の台東区の総世帯数が約11万世帯なので、相当な削減効果であるといえます。

出典:消火器リサイクルシステム[1]

製造エネルギー消費量の削減

約50%以下

消火器のリサイクルによって製造エネルギーを削減

消火器の製造にかかるエネルギー消費量は、消火器リサイクルをすることにより、約50%以下に抑制されるものと推計されています。

出典:消火器リサイクルシステム[1]

出典・算定条件

  1. 消火器リサイクルシステム。継続年数は2010年1月の運用開始から。累計回収本数は2025年度末、
    年間処理量・処理量の構成比は2024年度の実績。回収場所・施設数の基準日は原稿に記載なし。
  2. 総務省自治行政局住民制度課「令和8年1月1日現在」の総世帯数。
  3. 文部科学省「令和7年度速報値」による全国の高校数。
  4. システム稼働前後の物質フローを比較し、環境省・経済産業省「サプライチェーンを通じた温室効果
    ガス排出量算定に関する基本ガイドライン ver.2.7」(2025年3月)に沿ってGHG削減効果を推計。
    排出原単位:環境省データベースVer.3.5(2025年3月)、AIST-IDEA_v3.4.1_日本語版、
    カーボンフットプリント制度試行事業 CO 2 換算量共通原単位データベースVer.4.0(国内データ)。
    粉末消火薬剤の組成は第一リン酸アンモニウム40%、硫酸アンモニウム55%、その他添加材料5%。
    その他添加材料のGHG排出原単位は硫酸アンモニウム(硫安)と同程度と仮定。
  5. 回収した粉末薬剤の再生利用による、累計の排出削減効果の推計値。杉の木による換算は
    林野庁公式資料(1本あたり約14kg)による。
  6. 原稿の算定条件:2.8kg-CO 2 eq/本、累計処理本数約6,000万本から、累計約16万t-CO 2 eqと算出。
    1世帯の年間電力消費量3,911kWh(環境省「家庭部門のCO 2 排出実態統計調査」)に、
    0.000423t-CO 2 /kWh(環境省「電気事業者別排出係数」全国平均係数)を乗じ、約1.65t/世帯・年
    として世帯数に換算。本⽂の累計回収本数約6,800万本とは算定母数が異なります。
  7. 消防庁「消火器・防炎物品のリサイクル推進検討報告書(消火器編)」(平成14年3月)。

資料ダウンロード

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パンフレット

  • 廃消火器リサイクル システム概要

    廃棄される消火器を収集し、安全かつ適正に分別・再資源化する一連の仕組みの全体像を分かりやすく解説します。

    (PDF:1.2MB)
  • 数字で見るリサイクルシステム

    回収実績やリサイクル率などの具体的なデータを、わかりやすい数字やグラフでご紹介します。

    (PDF:2MB)
  • はじまっています。
    消火器のリサイクル

    (PDF:719KB)
  • 年次報告書

    (PDF:5MB)

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